3歳ダート王を決める
東京ダービー(3歳牡牝・JpnI・ダ2000m)が5日に迫ってきた。ダート競走の体系整備に伴い、今年からダート三冠が創設されて、
ユニコーンSが
東京ダービーの
トライアルとなった。そこで注目したいのは
ユニコーンSが昨年までの東京ダ1600mから、京都ダ1900mに移行されたことだ。というのも、かつては京都ダ1800mのオープンorリステッド→
ジャパンダートダービーが黄金ローテだったから。まずは下記のデータを見ていただきたい。
【京都ダ1800mのオープンに出走→同年のJDDを制した馬】
・05年
カネヒキリ…
端午S・1着
・08年
サクセスブロッケン…
端午S・1着
・11年
グレープブランデー…いぶき賞・1着
・12年
ハタノヴァンクール…
端午S・1着
・13年
クリソライト…
昇竜S・1着
・14年
カゼノコ…鳳雛S・1着
・16年
キョウエイギア…鳳雛S・1着
・20年
ダノンファラオ…鳳雛S・14着
一目瞭然、京都ダ中距離のオープン特別からの臨戦で、多くの3歳ダート王が生まれている。それゆえ、東京ダ1600m時代の
ユニコーンSは
ジャパンダートダービーとつながりが薄かったが、舞台が京都ダ1900mに替わったことで
東京ダービーとの関連性が強くなると考えられる。
今年の
東京ダービーには
ユニコーンSを制した
ラムジェット(牡3、栗東・
佐々木晶三厩舎)、同じく2着の
サトノエピック(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)がエントリーしている。
ラムジェットは末脚がしっかりしているので、いかにも広い大井が合いそうなタイプ。一方の
サトノエピックは自在性があって大崩れしないのが武器といえる。来年以降の
東京ダービーを占う意味でも、2頭の走りには要注目したい。