デビュー13年目の
長岡禎仁騎手が、
安田記念(3歳上・GI・芝1600m)の
ガイアフォース(牡5、栗東・
杉山晴紀厩舎)で
JRA・GI初制覇を狙う。
長岡騎手は12年デビューの30歳。
JRAで通算96勝。重賞は20年の
小倉記念を
アールスターで制している。GIは4回騎乗して、20年の
フェブラリーSが
ケイティブレイブで2着、同年の
秋華賞が
ミスニューヨークで5着、21年の阪神JFが
ヒノクニで18着、そして今年の
フェブラリーSが
ガイアフォースで2着。騎乗回数が少ないとはいえ、連対率50%は誇れる数字だ。
安田記念のパートナーも
ガイアフォースだ。一昨年の
セントライト記念の覇者。その後は勝利こそないが、昨秋の
天皇賞(秋)で5着に食い込むなど、一線級相手に好勝負を続けている。長岡騎手は前走の
フェブラリーSで初めてコンビを組み、中団からしっかり伸びて2着健闘。惜しくもタイトルには手が届かなかったが、初ダートが不安視されたパートナーの持ち味をフルに出し切った。
今回は芝に戻るが、昨年の同レース4着とあって、条件に不足はない。今度こそは頂点へ。息の合った走りで、人馬揃ってのGI初制覇といきたい。