6月9日(日)、函館開幕週に行われる重賞、函館ス
プリントステークス(芝1200m)。ここに出走を予定している
セッション(栗東・
斉藤崇史厩舎)がレースに向けた1週前追い切りを行っている。
調教時間も後半、2回目のハローが終了して、しばらくした時間帯。
藤岡佑介騎手が騎乗して、
オープンファイア、
ブラックブロッサムらとともに入場。前2頭が大きく先行して、2頭目にいた
ブラックブロッサムから5馬身ほど離れたところで6F標識を通過していく。
向正面から3コーナーへ入るまでのラップもそれなりに速く、追走する方としては結構大変なラップ。それでも少しずつ前との差を詰めていき、最後の直線に向くと
ブラックブロッサムの1馬身後ろまでは迫ってくる。ただ、相手はまだ手応えに余裕があって、結果としてその差を詰め切ることはできなかった。
時計は6F79.0〜5F64.3〜4F50.0〜3F36.2〜2F22.7〜1F11.3秒。数字が優秀なのはもちろん、6F標識からゴールに向かって、きれいな加速ラップを踏むことができている点が文句なしに評価できる。初めてのス
プリント戦になるが、それに対応できるだけのスピードは兼ね備えているだろう。
(取材・文:井内利彰)