「
安田記念・G1」(6月2日、東京)
テーマは「機嫌良く」。
レッドモンレーヴが29日、気分を損ねることなく、軽快に美浦坂路を駆け抜けた。3頭併せで僚馬
ピークブルーム(3歳未勝利)を1馬身追走。残り1F手前で前に出ると、馬なりでスイスイと脚を伸ばし、4F55秒3-39秒7-12秒4で1馬身先着した。
この動きに蛯名正師は「26日もやってもう(体は)できているので、Wでバリバリやる必要もない。機嫌良く、リズム重視でした。順調に来たと思っています」と体調面に太鼓判を押す。
昨年は休み明け3戦目で6着。今年は
ステップレース2着だが、今回が叩き2戦目の分、状態はフレッシュだ。「昨年より調整しやすいし、(1年を経て)馬体もしっかりした。武器である末脚にも磨きがかかっています」。前走の上がり3Fは32秒2と強烈。鬼脚比べなら、引けを取らない。
<調教診断>日曜に美浦Wで長めから追い切り、水曜は坂路で3頭併せを行った。馬に任せた内容で目立つ時計ではなかったが、楽に動いており、素軽い走りは目を引いた。前走時の状態が非常に良く、今回は上積みがあるというよりは、高いレベルで安定しているイメージだ。
提供:デイリースポーツ