6月23日(日)に京都競馬場で行われる
宝塚記念(芝2200m)。ファン投票の第1回中間発表で1位になっている
ドウデュース(栗東・
友道康夫厩舎)はレースへの出走を予定しており、5月17日にノーザン
ファームしがらきから栗東へ帰厩している。
今朝30日はレースに向けた追い切り。CWで単走だったが、向正面に入ったところからそれなりに速いラップを踏んでいき、6F標識通過である程度の時計が出そうな雰囲気があった。
3コーナーから4コーナーでスピードに乗ると、重心にブレがなく、推進していく走りはさすがだなあという感じがしたが、フットワークに関しては、これから良くなってくるんだろうなという余地のあるもの。ただ、これに関しては、3週前追い切りという時期を考えれば、全く問題はない。
ゴール前は少し気合をつけて、時計は6F81.9〜5F66.8〜4F51.6〜3F36.8〜2F22.6〜1F11.2秒。もちろん速い数字だが、重要なのはそこではなく、5F標識からゴールまでがきれいな加速ラップを踏めていることに注目すべき。
騎乗していた前川和也調教助手も「折り合いがつきますね」と
友道康夫調教師に報告していたように、それを確認できたという意味で価値ある追い切りだったと言ってよいのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)