父に初勝利、そして調教師に新馬戦初勝利をプレゼントできるか。名牝系出身の
エンブロイダリー(牝2、美浦・
森一誠厩舎)が、日曜東京5Rの2歳新馬(牝・芝1600m)でデビューする。
エンブロイダリーは父
アドマイヤマーズ、
母ロッテンマイヤー、母の
父クロフネの血統。父は現役時代にマイルのGIを3勝。現2歳が初年度産駒となる。一方の母は16年の
忘れな草賞の勝ち馬。曾祖母は95年の阪神3歳牝馬Sを制した
ビワハイジなので、
ブエナビスタや
ジョワドヴィーヴル、
アドマイヤオーラや
アドマイヤジャパンと同じ一族となる。
1週前にはWコースで6F81秒6、1F11秒1の好時計をマーク。最終追いも坂路で楽に4F53秒5、1F12秒5だから、仕上がりは申し分ない。鞍上にも頼れるモレイラ騎手を確保。今年開業の
森一誠厩舎の看板馬になれる可能性を秘めた器だけに、初戦から大いに期待したい。