週末の東京は一部で傘マーク。アテにならないのが天気予報と競馬の予想だが、
安田記念(3歳上・GI・芝1600m)を道悪前提で展望したい。
安田記念といえば、季節も重なって道悪となることが少なくない。
タイキシャトルや
ジャスタウェイといった名馬たちの激闘も、跳ね上がる泥が勝負に彩りを添えた。近年で言えば20年が稍重で行われている。この時は単勝1.3倍と断然の人気だった
アーモンドアイを抑え、3番人気の
グランアレグリアが制している。このように道悪となればまた新たな予想
ファクターを入れなければならない。
さて、そんな今年だが本命は
ソウルラッシュ(牡6、栗東・
池江泰寿厩舎)だ。道悪で人気が上昇することは必至。1番人気になる可能性もあるが、それも致し方なし。何といっても芝の稍重〜重では4戦4勝。稍重だった前走の
マイラーズCの圧倒的な勝ちっぷりは記憶に新しい。
東京適性が不安視されているが、一昨年の
富士Sでは
セリフォスからクビ差2着の実績がある。確かに
安田記念は一昨年が13着、昨年が9着だが、前者は直線で前が壁になり、後者は出来が良くなかったと陣営が認めている。その点、今回は攻めの動きに状態の良さがみえる。道悪の恩恵があれば、悲願のGI初制覇に手が届くはずだ。
人気馬から攻める以上、相手は絞りたい。道悪巧者の
ステラヴェローチェ、地力上位の
セリフォスと
ナミュール、そして香港の
ヴォイッジバブルと
ロマンチックウォリアーの5頭に絞ってみると面白いかもしれない。