「新馬戦」(6月1日、京都)
ダービーからダービーへ。若駒たちが大舞台を夢見て、新たな一歩を踏み出す。土曜京都5R(芝1600メートル)にスタンバイする
ショウナンザナドゥ(牝2歳、父
キズナ、栗東・松下)は、姉に
ミスエルテ、
ミアネーロと2頭の重賞馬を持つ良血牝馬だ。
北海道のノーザン
ファーム空港での育成段階から評判が良く、3月7日には栗東トレセンに入厩。ゲート試験に合格して放牧に出たのち、今月3日に再入厩した。松下師は「牝馬らしいというか、わがままなところがあります」としながらも、「順調に来ています。軽くていい動きをする。乗った(池添)ジョッキーも『バネがいい』と言っていました」と好感触を伝えた。
重賞を制した2頭の姉は早い時期から一級品の走りを見せていたが、能力は遜色ない。「ゲートも速い方だと思います。距離はマイル前後からかな。楽しみですよ」。まずは世代のJRA一番星をつかみ獲り、クラシックロードをまい進してみせる。
提供:デイリースポーツ