美浦トレセンおよび東京競馬場の調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、使用していた事実が判明した
水沼元輝騎手(21)=美浦・加藤和=に対してJRAは1日、東京競馬場と京都競馬場で説明を行った。
昨年、若手6騎手がスマホを調整ルームに持ち込んで騎乗停止処分があって以降、専用ロッカーに預けることを義務づけていたが、開催日の5月26日に携帯電話を預けるふりをしてケースのみをロッカーに入れ、携帯電話を持ち込んでいた。調整ルーム内で飲食店を予約したり、TikTok(ティックトック)を見ていた。
山岸司裁決委員は「ケースのみを預けるなど偽装工作があり、悪質性が高い」と説明。重大な非行と判断した。今後は、日本
中央競馬会競馬施行規程第148条第2項により、本事案について裁定委員会に送付するとともに、同条第4項により24年5月31日から裁定委員会の議定があるまで、同騎手を騎乗停止処分とする。委員会の日程は未定だが、追加で事情聴取を行い、常習性などを調査し、速やかに開催する方針だ。
前日には、師匠である加藤和師が、厩舎の公式X(旧ツイッター)で「絶対にやってはならないことをやってしまいました
加藤和宏、厩舎スタッフ共々本当に申し訳なく思います 厳しく指導し信頼を取り戻せるように精進します」などと謝罪の投稿をしていた。
提供:デイリースポーツ