◆第77回
鳴尾記念・G3(6月1日、京都・芝2000メートル、良)
阪神競馬場のスタンドのリフレッシュ工事により1990年の第43回以来の京都競馬場開催となった古馬による中距離重賞は13頭立て(
ロードデルレイは競走除外)で争われ、
岩田望来騎手が騎乗した単勝1番人気の
ヨーホーレイク(牡6歳、栗東・
友道康夫厩舎、
父ディープインパクト)が勝利。先行集団のなかでレースを進めると直線は馬場の中央から抜け出し、
ボッケリーニの猛追を頭差しのいだ。
エフフォーリア、
シャフリヤールと同世代で
日本ダービーにも出走したが、脚部不安により2年2か月もの長期休養を余儀なくされた。今年の
金鯱賞(3着)で復帰し3戦目。2022年
日経新春杯以来となる重賞2勝目で復活の白星を挙げた。
2着に2番人気
ボッケリーニ(ジョアン・モレイラ騎手)、3着は5番人気
エアサージュ(
松山弘平騎手)が入った。勝ち時計は1分57秒2。
団野大成騎手(
ヤマニンサンパ=4着)「強い相手によく頑張ってくれました。時計が速い馬場がどうかと思っていましたが、対応してくれました。最後はいい脚を使ってくれましたし、これからが楽しみです」
浜中俊騎手(
ディープモンスター=5着)「ポンと出て逃げ馬の後ろを取れましたが、ずっと力んでいました。今回は急仕上げでしたし、中間から力む面が強く出ていたらしいです。(敗因は)その二つですね。順調にいけば重賞でもと思います」
高杉吏麒騎手(
カラテ=6着)「状態は良かったと思います。行けなかったのでそのポジションでしっかりためて、最後まで頑張ってくれました。内容は近走に比べたら良かったと思います」
和田竜二騎手(
バビット=7着)「スタートは良かったし、自分の競馬には持ち込めましたが、思ったより後ろに付いてこられましたね。4コーナーで一瞬離したけど、このクラスで走るならもう一つ状態を上げていかないといけない。でも頑張っています」
松若風馬騎手(
スカーフェイス=8着)「自分のリズムで最後は脚を使ってくれました。今日出せる力は、全部出してくれました」
藤岡佑介騎手(
フォワードアゲン=10着)「重賞のメンバーに入ると周りも強いですからね。よく頑張ってくれていますが、もう少し上がりがかかる展開がいいですね」
古川吉洋騎手(
アウスヴァール=13着)「行く(逃げる)気で行きましたが、あれ以上、行っても…。展開の助けが必要ですから」
スポーツ報知