6月2日の東京6R・2歳新馬(芝1400メートル=9頭立て)は、2023年のセレクトセール1歳
セッションで3億円の高額で落札された
スターウェーブ(牡2歳、美浦・
武井亮厩舎、父
キングマン)が、直線で抜け出し、完勝した。勝ち時計は1分22秒9(稍重)。
スタートを決め道中は外めの5番手。リズム良く直線に向くと内に進路を取り、狭い間を突いて抜け出し、メンバー最速の上がり3ハロン33秒4の末脚で1番人気の
カルデライト(
ルメール騎手)を1馬身1/4差退け勝利した。
三浦皇成騎手は、「期待値の高い馬ということは任せてもらっていた頃から分かっていましたし、まだ若くて口向きや気持ちのオン、オフ、それがいい武器になるように厩舎と話し合いながら、いい形でここまでこられました。気がいい馬なので今後に向けて距離を延ばしていきたいですし、そういう競馬を見据えてやってきました。馬群を割ることもできたし、本当に古馬のようにオンとオフがはっきりしている馬ですし、今後が楽しみな1頭になってくると思います。こういう馬を任せてもらったということでオーナーに感謝しかないですし、今後に向けてもいい一戦にしないといけないと思っていたので、こういう形で終えられてホッとしています」と安どした。
管理する武井調教師も「距離に不安もあったけど今後につながる内容でした。ジョッキーの
ファインプレーですね。今後は馬の様子を見て順調なら
新潟2歳S・G3(8月25日、新潟)を見据えて」と話した。
スポーツ報知