◆第74回
安田記念・G1(6月2日、東京・芝1600メートル、稍重)
春のマイル王決定戦は香港からの2頭を含む18頭立てで争われ、1番人気でジェームズ・マク
ドナルド騎手騎乗の香港調教馬
ロマンチックウォリアー(セン6歳、チャップシン・シャム厩舎、父
アクラメイション)が日本勢を蹴散らして、G1通算8勝目を飾った。このレース結果を受けて、現役時代に2004年
ツルマルボーイ、07年
ダイワメジャーで同レースを2勝している元騎手の安藤勝己氏が自身のX(旧ツイッター)でレース分析をポストした。
勝った
ロマンチックウォリアーについては「馬体の幅とか気合い乗りからマイル走れて納得。馬場もマッチして楽に位置を取れた」と分析。続いて「直線はノリ(横山典騎手)が進路開かないようにしとるんだけど、抜け出す時の脚が一流やね」と”香港最強馬”の強さを実感しているようだった。
勝ち馬は
宝塚記念・G1(6月23日)にも登録済み。安藤氏は「日本2戦目でもっと状態上がってくる。当然超有力やし、
ドウデュースなんかとの決戦が見たいよね」と夏の
グランプリ参戦を楽しみしている様子。
際どい2着争いを制した
ナミュールについては「状態云々よりもユタカちゃんが手の内に入れてた」と称賛。3着に敗れた
ソウルラッシュは「G1で甘いところがらしさなのかな」と見解を示している。3番人気で5着に敗れた
セリフォスについては「状態上がってパドックもよう見えたけど、能力的な
ピークは越えとる印象。そうなると向かない馬場では今日くらいやないかな」(原文ママ)と指摘した。
スポーツ報知