いざ19年ぶり3頭目の偉業へ。
キミワクイーン(牝5、美浦・
奥村武厩舎)が函館ス
プリントステークス(3歳上・GIII・芝1200m)で連覇に挑む。
キミワクイーンは父
ロードカナロア、
母チェリーペトルズ、母の
父ダイワメジャーの血統。ここまで16戦5勝。3歳夏以降はス
プリント路線を歩み、昨年の函館ス
プリントSで重賞初制覇を果たした。その後は
キーンランドCが7着、
スプリンターズSが10着、
京阪杯が11着、
オーシャンSが5着だが、いずれも勝ち馬から0秒8差以内。脚質的に安定感に欠ける面を考慮すれば、いずれもそこまで悲観する内容ではなかった。前走のダービー卿CTは最下位16着だが、距離が長過ぎたのでもちろん参考外。適距離、しかも2戦2勝の洋芝に戻る今回は巻き返しのタイミングといえる。
前身の札幌ス
プリントS時代も含め、このレースの連覇に挑んだ馬は12頭いるが、勝ったのは96年の
ノーブルグラス、05年の
シーイズトウショウの僅か2頭のみ。06年以降の7頭は全て人気以下の着順に終わっている。昨年と同じ
横山武史騎手とのコンビで分厚い壁を乗り越えることができるか、今年も人馬一体の走りが求められることは間違いない。
【函館ス
プリントSで連覇に挑んだ馬】カッコ内は人気
・95年・4着
ゴールドマウンテン(2)
・96年・1着
ノーブルグラス(3)
・97年・4着
ノーブルグラス(9)
・01年・2着
タイキトレジャー(1)
・05年・1着
シーイズトウショウ(2)
・06年・2着
シーイズトウショウ(1)
・07年・14着
ビーナスライン(2)
・10年・13着
グランプリエンゼル(9)
・13年・7着
ドリームバレンチノ(1)
・16年・12着
ティーハーフ(4)
・18年・14着
ジューヌエコール(6)
・22年・16着
ビアンフェ(3)