父子タッグでの重賞初制覇なるか。父・
斎藤誠調教師と子・
斎藤新騎手のコンビが、
アサカラキング(牡4)で
函館スプリントステークス(3歳上・GIII・芝1200m)に参戦する。
斎藤誠調教師は06年に開業。これまでに
ヌーヴォレコルトや
ゴスホークケンを手掛け、
JRAで重賞10勝を含む490勝。全国リーディングは一昨年が8位、昨年が11位だから、関東を代表するトップトレーナーだ。一方の
斎藤新騎手は19年にデビュー。
JRAでは昨年まで5年連続で30勝以上を挙げている。もちろん、父子タッグで挙げた白星も多く、
JRAでは450戦41勝。ただ、重賞に限ると12戦して23年
エルムSの
ワールドタキオン、今年の
阪急杯の
アサカラキングの2着が最高着順。3着と5着も1回ずつあるが、惜しくも勝利には手が届いていない。
函館ス
プリントSには
アサカラキングで挑む。デビューから中距離路線を歩み、未勝利こそ勝ち上がったが、2勝目が遠かった。しかしながら、昨年末から短距離に転じ、
斎藤新騎手が主戦に固定されると、1勝クラス→2勝クラス→3勝クラスと破竹の3連勝。前々走の
阪急杯では
ウインマーベルにハナ差屈し、惜しくも重賞初制覇はならなかったが、前走の
モルガナイトSを完勝。今回が再びの重賞チャレンジとなる。
当レースは開幕週に行われることが多いこともあって、近6回中3回が逃げ切りと前有利の一戦。待ちに待った父子でのタイトル奪取となるか、その走りに要注目となる。