GIIIでの連敗は許されない。昨年の
セントライト記念覇者の
レーベンスティール(牡4、美浦・
田中博康厩舎)が、
エプソムカップ(3歳上・GIII・芝1800m)で重賞2勝目を狙う。
レーベンスティールは父
リアルスティール、
母トウカイライフ、母の
父トウカイテイオーの血統。ここまで8戦3勝。圧巻だったのは昨秋の
セントライト記念で、直線で豪快に伸びると、外から迫る
皐月賞馬
ソールオリエンスを1馬身3/4抑えて完勝。インパクト大のレースぶりで重賞初制覇を果たし、鞍上のモレイラ騎手が将来性を絶賛したことも相まって、注目度は上がった。しかし、続く
香港ヴァーズはまさかの最下位8着に沈むと、前走の
新潟大賞典でも11着に大敗。前者には初の海外遠征、後者には休み明けという敗因が思い当たるにせよ、ファンの評価は揺らいでいる。
今回は前走に続いてのGIII参戦となる。
セントライト記念の走りを再現できるのであれば、
宝塚記念に進むべき、そして秋にはGI戦線を歩むべき馬。これ以上の停滞は許されないだけに、何が何でも決めたい一戦となる。