近2走は崩れているが、今後の大舞台へ出走するためにも負けらないレーベンスティールが中心。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■6/9(日)　エプソムカップ(3歳上・GIII・東京芝1800m)

　レーベンスティール(牡4、美浦・田中博康厩舎)は近2走が崩れているが、2走前は海外遠征で強敵揃い、前走の新潟大賞典は休み明けでもありイレ込みがきつかったことが敗因。昨年はラジオNIKKEI賞で不利がありながらも、後に毎日王冠を勝つエルトンバローズ相手に僅差、そしてセントライト記念では皐月賞馬のソールオリエンスを破ったように、能力は確実に高い。中間は短期放牧に出してリフレッシュ。先週の美浦Wコースで好時計をマークして、抜群の動きを見せていて、巻き返しは必至だ。鞍上はC.ルメール騎手。

　ジェイパームス(牡4、美浦・堀宣行厩舎)は新馬戦を勝ってすぐにホープフルSで10着。3歳春は条件戦を勝てなかったが、秋になって一変。1勝クラスを圧勝すると、その後2勝クラス、3勝クラスと3連勝した。じっくりと調整されたことで、持てる資質が開花したようだ。ここに入っても通用する器で、4連勝で重賞制覇なるか注目したい。鞍上は未定。

　その他、着実にステップアップしてきたグランディア(セ5、栗東・中内田充正厩舎)、約9カ月ぶりなうえに昇級戦だった前走の谷川岳Sが好内容のトゥデイイズザデイ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)、1800m後者のアルナシーム(牡5、栗東・橋口慎介厩舎)、前走のヴィクトリアマイルで上がり最速を駆使したルージュリナージュ(牝5、美浦・宗像義忠厩舎)、ダービー卿CT4着のニシノスーベニア(牡5、美浦・上原博之厩舎)なども好走の圏内。発走は15時45分。