夏競馬の開幕を告げる短距離重賞で、サ
マースプリントシリーズの初戦にも位置づけられる一戦。小回りコースに多頭数がひしめくため、不利に泣く馬がしばしば現れるレースでもあり、波乱は珍しくない。
1.先行力はあるか
以前は時計が掛かるレースとしてお馴染みだったが、近年は1分7秒台で決着することが普通になっており前が止まらない。速い時計がマークされるようになった16年以降の8回で連対した16頭中、13頭は4角5番手以内。昨年は前半3ハロンが33.0秒と速くなった分
キミワクイーンが差し届いたが、それでも2・3着は好位からの競馬だった。
2.距離短縮が優勢
過去10回で、距離短縮組は[4-4-6-38]で複勝率26.9%なのに対し、前走も1200mだった馬は[5-5-4-66]で複勝率17.5%。時計が速くなったと言っても、洋芝のため開幕週でも相応の
パワーやスタミナが要求され、距離短縮組が幅を利かせやすい。
3.軸は若い馬
過去10回で、3歳馬は複勝率36.8%、4歳馬も複勝率34.6%あるのに対し、5歳馬は複勝率15.6%、6歳馬は10.3%、7歳以上馬は14.8%。軸は若い馬から選ぶのが良さそう。
アサカラキングは
阪急杯で
ウインマーベルに僅差の2着。続く
モルガナイトSでは逃げて後続を完封。力を付けている。開幕週で先行脚質が生き、勢いのある充実の4歳。ここは相手が強化されるが、重賞初制覇の確率は高いだろう。