「
エプソムC・G3」(9日、東京)
23年の
大阪杯9着後に両前脚の屈腱炎を発症、長期休養に入っていた
ヴェルトライゼンデが約1年2カ月ぶりの復帰戦を迎える。20年ダービー3着、22年
ジャパンC3着と実績は最上位。右前脚の屈腱炎から約1年5カ月ぶりの復帰戦だった22年の
鳴尾記念(中京芝2000メートル)も快勝しており、再び超久々とはいえ、快走しても驚けない。
前回と同じく先週の
鳴尾記念での復帰プランもあったが、重賞2勝を挙げるなど【2120】と得意の左回りを求めて
エプソムCを選択。池江師は「右回りが苦手ですからね。少し距離は短いですが、左回りなら選択肢は、ここしかないので」と説明しつつ「正直、距離は2000メートルはほしいですが、広いコースの方が良いので」と相性の良さに期待する。
1週前追い切りでは栗東坂路で4F51秒3-37秒5-12秒3と休養前と遜色ない好時計をマーク。それでも師は「時計は出てるけど、1年以上の休み明けの分、まだ少し体が重たいなという感じです」と良化途上を説明。22年の
鳴尾記念の前との比較でも「当時の方が動けていた感じがあります」と話す。
ただ7歳でもまだ14戦しか走っておらず、「レースに使っていない分、若々しい」と年齢による衰えがないことを強調する池江師。古豪健在をアピールできるか。
提供:デイリースポーツ