JRAは4日、24年度の顕彰馬選定記者投票の結果を発表し、
コントレイルと
キングカメハメハの2頭が選定された。
コントレイルは有効投票数176票のうち152票(得票率86.4%)を獲得、
キングカメハメハは143票(81.3%)で、選定基準の4分の3以上(132票以上)を得た。以下、
オジュウチョウサン102票、
ブエナビスタ45票、
モーリス39票。昨年
アーモンドアイに続く殿堂入りとなった。
コントレイルは競走馬登録抹消から1年が経過した昨年から選定対象馬になったが、昨年は有効投票数207票のうち155票(得票率74.9%)で選定基準の156票に1票、届かなかった。
現役時代は19年9月15日にデビューし、新馬、東京スポーツ杯2歳S、
ホープフルS、20年
皐月賞、
日本ダービー、
神戸新聞杯、
菊花賞と無敗7連勝で史上8頭目のクラシック3冠制覇(無敗は84年
シンボリルドルフ、05年
ディープインパクトを合わせて3頭)を達成。その後は
ジャパンC2着、21年
大阪杯3着、
天皇賞・秋2着に敗れたが
ジャパンCで有終の美を飾り、引退後は社台スタリオン
ステーション(北海道安平町)で種牡馬入りした。初年度産駒は順調なら来夏以降にデビューする。
▽
コントレイル 父ディープインパクト、
母ロードクロサイト(母の父アンブライドルズソング)、17年4月1日生まれ、牡7歳、現役時代は栗東・矢作厩舎所属、馬主・前田晋二氏、生産者・北海道新冠町のノースヒルズ、戦績11戦8勝、うち重賞7勝、総獲得賞金11億9529万4000円、馬名の由来は飛行機雲。
▽顕彰馬 84年に日本
中央競馬会30周年記念事業として制度が発足。
中央競馬の発展に多大な貢献があった馬の功績を称え、表彰する「競馬の殿堂」。99年までは顕彰馬選考委員会の審議により選定。00年以降は報道関係者の投票で全体の4分の3以上の得票で選定されている。顕彰馬のブロンズ像が東京競馬場内の競馬博物館に展示される。昨年までに選定された顕彰馬は
クモハタ、セン
トライト、クリフジ、
トキツカゼ、
トサミドリ、トキノミノル、
メイヂヒカリ、
ハクチカラ、
セイユウ、
コダマ、
シンザン、
スピードシンボリ、
タケシバオー、
グランドマーチス、
ハイセイコー、
トウショウボーイ、
テンポイント、
マルゼンスキー、
ミスターシービー、
シンボリルドルフ、
メジロラモーヌ、
オグリキャップ、
メジロマックイーン、
トウカイテイオー、
ナリタブライアン、
タイキシャトル、
エルコンドルパサー、
テイエムオペラオー、
ディープインパクト、
ウオッカ、
オルフェーヴル、
ロードカナロア、
ジェンティルドンナ、
キタサンブラック、
アーモンドアイの35頭。
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