晴れて殿堂入りがかなった。無敗3冠馬
コントレイルが顕彰馬に選定。昨年は得票率74・9%とわずか1票に泣いたが、今年は投票者176票中152票(得票率86・4%)を集め、選出に必要な投票者数の75%である132票を楽々と上回った。
前田晋二オーナーは「光栄に存じますとともに、感動いたしております。現役時代の大半を無観客や制限のあるなかで過ごした
コントレイルでしたが、顕彰馬として後世に語り継がれ、多くの競馬ファンの記憶に残していただけると幸いに存じます」とコメント。
現役時代に管理した矢作師は「非常に光栄です。昨年がまさかの選出漏れでしたので、まずはホッとしています。コ
ロナ禍の暗い日常に、輝く光をもたらしてくれた英雄でした。今後は子どもたちがその夢の続きを見せてくれると期待しています」と喜んだ。
また、主戦を務めた福永師も「それにふさわしい馬ですし、大変栄誉なことだと思います。このような馬の鞍上にいられたことを、とても幸せで光栄に思っています。セカンドキャリアでも競馬史に名を残すような活躍を」とさらなる大飛行に期待を寄せた。
ラストランとなった21年
ジャパンCを勝利で飾り、社台スタリオン
ステーションで種牡馬入り。セレクトセール2023の当歳
セッションでは『
コンヴィクション2の23』がセール史上3位となる5億2000万円(税抜き)で落札されるなど、注目を集めた。産駒は25年にデビューを迎え、祖
父ディープインパクト、父
コントレイルに続く、3代にわたる3冠制覇達成にも期待がかかる。
提供:デイリースポーツ