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コントレイルの顕彰馬選出に主戦騎手の福永祐一師「大変光栄なこと」種牡馬としても期待

スポーツ報知
  • 2024年06月04日(火) 14時53分
 JRAは6月4日、2024年度の顕彰馬に選定記者の投票の結果、20年に無敗で牡馬3冠を達成したコントレイル(牡7歳)が、対象2年目で選出されたと発表した。

 中央競馬の発展に特に貢献があった馬をたたえるもので、23年のアーモンドアイに続く選出。記者投票の有効投票数176票のうち、152票を獲得し、86・4%の支持を集めた。昨年は、選定基準に1票足りずに選出を逃したが、今年は堂々の殿堂入りとなった。

 前田晋二オーナー「大変栄誉ある顕彰馬にご選定いただきましたこと、光栄に存じますと共に感動いたしております。世界中が困難に直面していた時、無敗で三冠を制したコントレイルの走りには勇気づけられ、また彼の活躍が未来への希望でもありました。現役時代の大半を無観客や制限のある中で過ごしたコントレイルでしたが、顕彰馬として後世に語り継がれ、多くの競馬ファンの皆様の記憶に残していただけると幸いに存じます。矢作芳人調教師、福永祐一元騎手(現調教師)をはじめ、コントレイルに携わってくださった全ての関係者、そしてご声援くださったファンの皆様に、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。来年は初年度産駒がデビューいたします。コントレイルを超えていくスターホースの誕生を願い、皆様にも力強いご声援をよろしくお願いいたします」

 矢作芳人調教師「この度はコントレイル号を顕彰馬に選定していただき、非常に光栄です。昨年がまさかの選出漏れでしたので、まずはホッとしています。コントレイル号はコロナ禍の暗い日常に輝く光をもたらしてくれた英雄でした。無敗の三冠がかかった菊花賞、とても3000メートルを走れるような馬ではなかった彼が、最後まで先頭を譲らなかったゴール前では、その人智を超えた勝負根性に涙が止まりませんでした。そしてラストランとなったジャパンカップでは彼本来の強さをファンの皆さんに披露できた事が、調教師として何よりの喜びでした。この様な歴史に残る名馬に携われたことは矢作厩舎にとってかけがえのない財産となりました。前田晋二オーナー、ノースヒルズ関係者、そして応援していただいたファンの皆様には感謝しかありません。今後はコントレイル号の子供達がその夢の続きを見せてくれると期待しています」

 福永祐一調教師「顕彰馬にふさわしい馬ですし、大変名誉なこと。このような馬の鞍上にいられたことは、大変光栄なことだと思っています。第二の馬生、セカンドキャリアでも競馬史に残る活躍を期待しております」

スポーツ報知

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