長年、多くの票数を集めながらも涙をのんでいた
キングカメハメハが、176票中143票(得票率81・3%)を集め、晴れて顕彰馬に選出された。競走生活だけでなく、種牡馬として名声を高めたことが評価された。
オーナーの金子真人氏は「
キングカメハメハの競走生活は短いものではありましたが、種牡馬として活躍の場を得られたことで、われわれ関係者と彼の夢は続きました。その血は絶えることなく、今もその夢をつないでくれていることが、この受賞でより感慨深いものとなりました」と喜びを語った。
現役時代に管理した松田国英元調教師は「馬主、牧場関係者に感謝します。開業獣医師、JRA獣医師、福田装蹄師、そして厩舎スタッフは日々丁寧に仕事をしてくれました。ファンの皆さま、報道関係者の皆さまには計り知れない感謝を覚えます」と騎乗したジョッキーも含め、関わった全ての人たちに改めて頭を下げた。
19年8月にこの世を去った同馬は、父として世界の短距離王
ロードカナロアや2冠馬
ドゥラメンテ、3冠牝馬
アパパネ、そしてダートの猛者
ホッコータルマエと幅広いカテゴリーで活躍馬を輩出。ノミネートから19年目で待望の選定となった。
提供:デイリースポーツ