2歳戦がスタート。1、2日の東京、京都を舞台に計5レースが行われ、開幕カードとなった土曜京都5Rで早くも牝馬クラシック候補と評価できるレベルの馬が出現した。1番枠から主導権を握った
ダノンフェアレディが
ショウナンザナドゥとの一騎打ちを半馬身差で退けてV。勝ち時計の1分33秒8、上がり3F33秒8はこの時期の2歳戦としては秀逸で、3着には7馬身の差。上位2頭の将来性は高く、レースレベルはSに近いA評価。また日曜の東京で勝ち上がった
ミリオンローズ、
スターウェーブの瞬発力も特筆できる。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
ダノンフェアレディ(牝、父
キズナ、栗東・橋口)
土曜京都5R・芝1600m、川田「並び的に逃げる形になりました。上位2頭はしっかりと評判通りの走りをしてくれましたし、まずは無事に一つ勝てて良かったです」(レース評価A、将来性★★★★)
ミリオンローズ(牝、父
スワーヴリチャード、美浦・萩原)
日曜東京5R・芝1600m牝馬限定、横山武「調教から素晴らしい決め手を持っていたので楽しみにしていました。力む面や
テンションが上がり過ぎてしまうなど課題はありますが、そのなかで勝ってくれたし、先々も成長が楽しみです」(A、★★★★)
スターウェーブ(牡、父
キングマン、美浦・武井)
日曜東京6R・芝1400m、三浦「気のいい馬。今後に向けて距離を延ばしていきたいので、そういうレースを。馬群を割ってこられたし、古馬みたいにオンオフがはっきりと切り替えられる。今後が楽しみな馬になってくると思います」(A、★★★★)
ウィンターベル(牡、
父バゴ、美浦・木村)
土曜東京5R・芝1600m、ルメール「ゲート入りを嫌がったのは、先に入っていた馬がバタバタしていたから。他馬を気にしていたけど、ラストは能力を見せてくれた。まだ伸びしろがあります。距離は千八〜二千まで大丈夫」(B、★★★)
キトンインザスカイ(牝、父
シスキン、栗東・高野)
日曜京都5R・芝1400m、鮫島駿「調教で速い時計はほぼ出していませんが、時計を出すところ以外でしっかり中身のある調教ができていました。4月に1回またがってから、放牧に出て帰ってきました。申し分ない状態でしたし、特に競馬に注文もつきません」(B、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ