名牝
リスグラシューの初仔となる
シュヴェルトリリエ(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)と、同じく全弟となる
エボルヴィング(牡3、栗東・
藤原英昭厩舎)が、日曜京都6Rの3歳未勝利(芝1800m)で激突する。
シュヴェルトリリエは父
モーリス、
母リスグラシュー、母の
父ハーツクライの血統。18年の
エリザベス女王杯、19年に
宝塚記念、
コックスプレート、
有馬記念を制した母の初仔となる。それだけに関係者の期待は大きかったが、ここまで3戦は3着、4着、8着。前々で運びながら、追われて物足りないレースが続いている。
一方の
エボルヴィングは
父ハーツクライ、
母リリサイド、母の父
American Postの血統。
リスグラシューの7歳下の全弟となる。ここまで2戦はともに2着。とりわけ前走は勝ち馬から僅かにアタマ差とあって、初勝利は手の届くところにある。
実績通り、叔父の
エボルヴィングが初勝利を手にするのか。それとも甥の
シュヴェルトリリエが意地を見せるのか。親戚2頭の生き残りをかけた戦いに要注目となる。