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【東京ダービーレース後コメント】ラムジェット三浦皇成騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2024年06月06日(木) 10時10分
 大井競馬場(晴、稍重)で5日、ダート競走の体系整備によって今年からJRA交流のJpnIとなった、3歳ダート三冠の2戦目、第70回東京ダービーが行われ、1番人気ラムジェット(JRA)が6馬身差の圧勝でレースを制した。勝ちタイムは2分06秒1で、三浦皇成騎手とコンビを組んでからこれで4連勝となった。2着に2番人気のサトノエピック(JRA)、3着に3番人気のアンモシエラ(JRA)が入り、上位3頭をJRA勢が占めた。4着には、シンメデージー(高知)が入り、地方勢の最先着となった。

 ラムジェット父マジェスティックウォリアー、母ネフェルティティ(母父ゴールドアリュール)の牡3歳・黒鹿毛馬。JRA栗東・佐々木晶三厩舎の管理馬。

レース後のコメント

1着 ラムジェット(三浦皇成騎手)
「この馬とコンビを組ませてもらって、海外も含めてですが、色々な話が上がった中で、この馬が出るレースで僕がすべて結果を残さなくてはいけないという緊張感の中、ずっとこの馬とコンビを組ませてもらっていました。本当に毎回、毎回、皆様を驚かせるような勝ち方をしてくれて、乗っている僕としてはまだまだ成長力しかないと、これから本当に楽しみな馬だと思っています。まずは、今日こういう形で大きいレースを勝たせていただいて、本当に感謝しています。

 毎回、色々な環境の変化であったり、課題があったりする中で、それでもしっかり結果を出してくれると信じて乗っています。ここに向けて牧場スタッフをはじめ厩舎の方々が良い状態で持ってきてくれて、重要なアンカーとしてのバトンだったのですが、まずは1着でゴールを駆け抜けることが出来てホッとしています。

 佐々木調教師とも話していたのですが、まだまだこの馬は舞台を上げていかなければいけないので、その中で馬の気分であったり、リズムであったりというのを1番重視して、そういうことを頭に入れていたので、ポジションは関係なく、おのずとあのポジションになったというのが今日はラムジェットにとって、とても良いリズムになりました。

 相変わらず4コーナーは置かれてしまいましたが、乗っている僕としては間違いなく差し切れる、むしろ抜けてどれくらいそこから集中力を切らさずにゴールまで行けるかということを考えていました。そういう意味でまだ遊び遊びですが、終わってみればこの着差なので、完勝だったと思います。

 佐々木調教師がこの馬は皇成に合っていると自信を持って言ってくれたので、僕はそれを裏切らないように乗るだけですし、こういう、能力あふれる期待馬を任せてくれたオーナーに一番感謝したいです。

 今日は、たくさんの方に競馬場に来ていただいて、すごい声援で僕も鳥肌が立つような一日でした。こういう大井競馬場の素晴らしい馬場を使わせていただいてラムジェットの強い姿を見せることが出来て、感謝しています。駆けつけてくださったファンの皆様もそうですし、テレビの前で応援してくださった皆様もこれからラムジェット号を応援していただければと思います。これからも、もっともっと上に行く馬だと思っていますので、応援よろしくお願いいたします」

(佐々木晶三調教師)
「普通に回れば勝てるかなと思っていましたが、嫌な展開になって、4コーナーでも手応えが悪くなってどうかと思いました。しかし、終わってみれば6馬身差で強かったです。
これまでは後方からジリジリと追い込んでいましたが、三浦騎手が今後を見据えて勝ちに行ってくれました。一瞬3着かなと思いましたが、ラムジェットはすごいですね。

(ナイターは)全然気にしていませんでした。それで負けたらこの馬の能力だと思っていたので、何とも思っていませんでした。

 10月2日、(ジャパンダートクラシックへ)またここに来たいです。ジョッキーも言っていましたが、まだ本気で走っていません。フォーエバーヤングと五分の勝負ができたら良いですね」

2着 サトノエピック(横山和生騎手)
「思った通りの競馬ができました。3、4コーナーでも変に待たず、引き離すイメージで行きました。馬はそれに応えていますが、勝った馬は3番手にいましたし強かったです。この馬は精神力が強く、環境に戸惑わずに頑張ってくれました」

4着 シンメデージー(吉原寛人騎手)
「勝負しに行って、最後まで集中して頑張って偉いなと思います。スローに流れたのもあって、集中してついて行けました。最後も脚を使ってくれて、さすがですね。1、2コーナーで砂を被りましたが、徐々に慣れて、そこからはしっかりと走ってくれました。最後は夢を見ましたね。ハミを取ってしっかり伸びて、3着まであと少しでした」

5着 ハビレ(笹川翼騎手)
「ここまで不利が続いていたので心配していましたが、辛抱強く走ってくれました。陣営がしっかりと仕上げてくれて、乗りやすかったです。みんなが頑張って得られた結果ですし、良いレースができました。怖がることなくファイトしてくれたのはこの馬の頑張りです。無事に終えられて良かったです」

7着 フロインフォッサル(本田正重騎手)
「展開が向かず、流れが遅かったです。仕方がありません」

(取材:米田元気)

ラジオNIKKEI

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