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【大井・東京ダービー】皇成×ラムジェット ビックリ6馬身差!直線独走で人気に応え

スポニチ
  • 2024年06月06日(木) 04時40分
 今年から新設された3歳ダート3冠第2戦のJpn1「第70回東京ダービー」が5日、大井競馬場で行われた。三浦皇成(34)騎乗の1番人気ラムジェットが優勝。1着賞金1億円を獲得した。同馬は3冠最終戦のジャパンダートクラシック(10月2日、大井ダート2000メートル)に直行の予定。

 4連勝で上り詰めた頂。ラムジェットが独走でゴール板を駆け抜けると鞍上の三浦が雄叫びを上げて左手を突き上げた。「毎回、皆さんを驚かす勝ち方をしてくれる馬。全てのレースで結果を出さなければならない緊張感の中でコンビを組んでいる」。栗東での追い切りにも駆けつけ、重圧に打ち勝った34歳は22年JBCスプリント(ダンシングプリンス)以来のJpn1制覇に白い歯を輝かせた。

 1周目スタンド前、大観衆がどよめいた。後方一気で白星を積み重ねてきたラムジェットが3番手へ。「もっともっと上に行く馬。馬のリズムを重視して、おのずとあの位置になった」と三浦。目下のライバルであるアンモシエラサトノエピックの直後で折り合った。手応え劣勢に映った4角でも「間違いなく差し切れると思っていた」と慌てない。残り300メートルで並びかけると、あとは独走。「直線は遊び遊びで走っていたぐらい。完勝だった」。ゴール板では6馬身まで差は広がっていた。

 見守った佐々木師は「普通に回ってくれば勝てると思っていた。まだまだ本気で走っていない」と圧勝劇にも泰然自若。今後については「10月2日(ジャパンダートクラシック)に大井に戻ってきます。その後は余力があればチャンピオンズC(12月1日、中京)を考えている」と構想を明かす。

 直行で向かう3冠最終戦は、1冠目の羽田盃を制した白毛アマンテビアンコ(左前脚の骨りゅうで回避)、さらにはケンタッキーダービー3着フォーエバーヤングとの王座統一戦の様相だ。ダート改革元年にふさわしいスターがそろった3歳世代。「フォーエバーヤングと互角にやれれば来年には海外が見えてくる」と指揮官。強力なライバルの存在がラムジェットをさらなる高みへ導いていく。

 ◆ラムジェット 父マジェスティックウォリアー 母ネフェルティティ(母の父ゴールドアリュール) 牡3歳 栗東・佐々木晶三厩舎 馬主・前田幸治氏 生産者・北海道新冠町のノースヒルズ 戦績7戦5勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金1億7771万2000円。

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