「
エプソムC・G3」(9日、東京)
6日、美浦Wで3頭併せを行った
レーベンスティールだが、陣営の理想とはやや違う最終追い切りとなってしまった。
前に
ヴァルドルチャ(3歳1勝クラス)、後ろに
レモンポップ(6歳オープン)がいる形でスタート。等間隔で折り合いも文句なし。だが、直線に向いたところで誤算が生じた。内、外から挟まれると、一気に半馬身ほど前に出る。鞍上が必死に抑えにかかり、6F83秒8-38秒2-11秒5で3頭併入したが、スムーズに運べなかった。
見届けた田中博師は「いい誘導ではなく、意図した追い切りができなかった」と明かした。一瞬の脚などは文句なしで「前回よりも弾みはあるかな」と認めつつも、表情はさえない。「気持ち良く走らせたかった」という狙い通りには進めることができなかった。
1番人気に推された前走の
新潟大賞典は海外遠征帰りの影響もあって、11着大敗。「前回は体調を見つつで、手ぬるい仕上げだったという反省を考えながら(今回は)やってきた」と巻き返しを誓う。追い切りに誤算が生じたが、状態は上向き。「まだ競馬まで時間はあるので」。残された時間で修正して、復活を後押しする。
提供:デイリースポーツ