6月9日の京都6R・3歳未勝利戦(芝1800メートル、18頭立て)で、
リスグラシューの全弟
エボルヴィング(牡、栗東・
藤原英昭厩舎、
父ハーツクライ)が、
リスグラシューの初子
シュヴェルトリリエ(父
モーリス)の追い上げを鼻差しのいで初勝利を飾った。勝ち時計は1分47秒8(稍重)。
“骨肉の争い”は、わずか鼻差で弟に軍配が上がった。先に抜け出した
エボルヴィングめがけて襲いかかったのは、
シュヴェルトリリエ。きわどい写真判定の結末は鼻差で弟の勝ちだった。弟
エボルヴィングの手綱を執った
川田将雅騎手は「前回より穏やかに競馬を迎えられました。なんとか勝ち切れてよかったです」は安堵の表情。一方、息子
シュヴェルトリリエの
松若風馬騎手は「ためれば切れる脚を使えることがわかりました。着差が着差だけに何とかしたかったです」と悔しさを抑えた。
リスグラシューは通算G14勝の名牝で、2019年には
宝塚記念、
有馬記念、豪
コックスプレートを優勝。
JRA年度代表馬に輝いた。
スポーツ報知