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近親に重賞活躍馬が多数 ドゥカートが土曜東京で初陣/関東馬メイクデビュー情報

  • 2024年06月10日(月) 18時30分
 3回東京開催の3週目は芝1600m(土)、ダート1400m(土)、芝1400m(日)と計3鞍のメイクデビューが組まれている。芝1600mと芝1400mには東西の血統馬がスタンバイ。昨年のダート1400mではアマンテビアンコが勝ち上がっており、今春の羽田盃を制した。2着のハビレ羽田盃(4着)、東京ダービー(5着)に駒を進めている。それぞれの出走馬に注目だ。

【6月15日(土) 東京芝1600m】

ドゥカート(牡、父レイデオロ母キャットコイン、美浦・宮田敬介厩舎)

 母はクイーンCの勝ち馬。おばにタガノエリザベート(ファンタジーS)、ワンブレスアウェイ(愛知杯)、ロックディスタウン(札幌2歳S)がいる。先週の追い切りはウッドチップコースで3頭縦列の最後尾から追走させ、6F82.4-66.4-51.4-36.8-23.3-11.3の好時計をマークした。「まだ緩さがあるけど、時計的にも十分に動けているし、馬体を併せてからがいい。まずはマイルぐらいが良さそうです」と宮田敬介調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

【6月15日(土) 東京ダート1400m】

クレーキング(牡、父ナダル母クインアマランサス、美浦・中舘英二厩舎)

パースウェイド(牝、父ナダル母スアデラ、美浦・中舘英二厩舎)

 父は現2歳世代が初年度産駒の新種牡馬。前者は祖母がヒカルアマランサス(京都牝馬S)、叔父にホウオウアマゾン(アーリントンC)がいる。後者は祖母がマサノミネルバ(エーデルワイス賞)、母も南関東(船橋)の重賞を勝っている。どちらも先週の追い切りはウッドチップコースで水準以上の好時計をマークした。「(東京では)ここしかダートの番組がないので、一緒に使います。タイプ的にはパースウェイドのほうが前向きな性格。クレーキングも十分に動けているし、いいところがありそう」と中舘英二調教師は2頭とも素質を見込んでいる。

【6月16日(日) 東京芝1400m】

プリティディーヴァ(牝、父Kingman母Assurance、美浦・田中博康厩舎)

 叔父のGear Upはフランスの2歳G1・クリテリウムドサンクルー(芝2000m)を逃げ切りで勝っている。先々週の追い切りはウッドチップコースでGI馬のレモンポップと併せ、ラスト1F11.1をマーク。先週は6F82.3-65.8-51.2-37.3-23.9-11.4の好時計を出した。「もう少し首の使い方が上手になるといいけど、しっかりした体つき。いいスピードがありそうです」と田中博康調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【6月15日(土) 函館芝1200m・牝馬】

チギリ(牝、父レッドファルクス母ナチュラルスタンス、美浦・鹿戸雄一厩舎)

 叔父にミュゼエイリアン(毎日杯)がおり、一族からはエリンコート(オークス)やララクリスティーヌ(京都牝馬S)が出ている。「素直で真面目な性格だし、初戦から動けそう。フットワークが大きいぶん、小回りコースで流れに乗っていけるかがポイント。1200mから使ってみるけど、体形的には距離が延びても大丈夫そうです」と鹿戸雄一調教師。鞍上は横山武史騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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