「
マーメイドS・G3」(16日、京都)
さらなる高みを目指すためにもう一つ勲章が欲しい。
コスタボニータは
愛知杯3着、中山牝馬S5着と堅実に力をつけ、前走の福島牝馬Sで待望の重賞初制覇を成し遂げた。今回、重賞連勝への期待が高まる。
前走は好位でロスなく立ち回ったが、直線で前の馬に挟まれる形でブレーキ。そこから進路を外へ切り替えて首差差し切った。杉山佳師は「直線は狭くなったけど、ひと脚使って伸びてくれた。ジョッキーも初騎乗でしたが、うまく乗ってもらったと思います」と岩田望が初騎乗した一戦を振り返る。
これまでは
テンションが上がりやすいところがあったが、解消してきた。「(昨年12月の)
ディセンバーSあたりから落ち着いてきた。年齢とともに良くなってきたかなというところ」と5歳となっての成長を強調する。
6日の1週前追い切りでは栗東CWで僚馬に1馬身半先着。指揮官は「とても順調ですし、秋にG1を使ったりするためにも、もう一つ勝てたらなおいいかと思います」と力を込める。
京都初参戦となるが、距離は問題ない上に流れに応じて動けるタイプだけに不安はない。秋のG1舞台を視界に入れるためにも、勢いを止めるわけにはいかない。
提供:デイリースポーツ