スマートフォン版へ

武豊騎手にもつながりが!? 6月17日「薩摩の日」にちなみ鹿児島県ゆかりのホースマン

  • 2024年06月17日(月) 07時30分
 6月17日は「薩摩の日」だ。薩摩は現在の鹿児島県の西半分にあたる地域。江戸時代末期の1866年6月17日、英国公使のハリー・パークスがこの地を訪問したことから、この日を「薩摩の日」としている。そこで同県生まれで活躍する騎手や調教師を紹介したい。

 まずは日本ダービーを制したジョッキー3人を取り上げたい。岩元市三氏は騎手時代の82年にバンブーアトラスで制覇。調教師としてはGIを7勝したテイエムオペラオーを管理し、師匠としては和田竜二騎手を育てた。また、故・吉永正人氏は83年に史上3頭目の3冠馬となったミスターシービーの主戦騎手として知られる。そして四位洋文調教師は騎手時代の07年にウオッカ日本ダービー初制覇。翌08年にはディープスカイで連覇を達成している。

 調教師では故・瀬戸口勉氏の功績も忘れてはいけない。騎手時代の63年にミスマサコ桜花賞を制覇。そしてトレーナーに転身後はアイドルホースオグリキャップを筆頭に、その妹のオグリローマン、03年の2冠馬ネオユニヴァース、04年桜花賞ラインクラフトなど、多くの名馬を育てた。

 現役では56歳の小牧太騎手が奮闘中。現在は地方の騎手免許再取得を目指しており、5月の1次試験を突破し、7月の2次試験に備えている。地方からJRAに転身した騎手の、地方への再移籍が実現すれば史上初となる。また、JRAのGIを8勝している幸英明騎手、黄綬褒章を受章した名古屋の宮下瞳騎手も鹿児島出身だ。

 最後に武豊騎手と薩摩藩のつながりについて触れておきたい。武豊騎手の曽祖父の故・武彦七氏は、薩摩藩士の園田家から武家へ養子に入り、日本近代馬術の祖・函館大経の直弟子として多くの騎手、調教師を育てた馬術家なのだ。それだけに武豊騎手にも「薩摩の血」が流れているといえよう。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す