◆第60回
関東オークス・交流G2(6月12日、
川崎競馬場・ダート2100メートル、良)
3歳ダート牝馬路線の上半期の頂上決戦は11頭で争われ、
田口貫太騎手が手綱を執った1番人気の
アンデスビエント(
JRA、栗東・
西園正都厩舎、父
ドレフォン)が、後続に7馬身差をつける逃げ切りで重賞初制覇。3歳砂の女王となった。母の
アンデスクイーンは同じ西園正厩舎に所属し、ラストランの20年
エンプレス杯など交流重賞3勝を挙げた。デビュー2年目の田口騎手は
JRAを含め重賞初勝利。
JRA勢は12年連続勝利となった。勝ちタイムは2分18秒5。
2着は6番人気の
ミスカッレーラ(船橋、
御神本訓史騎手)、3着は8番人気の
グラインドアウト(高知、
赤岡修次騎手)だった。
御神本訓騎手(
ミスカッレーラ=2着)「スタートも出たし、体重も回復して、いいころに戻りつつあるのかな。最後はバテテはいるけど、これ以上詰められない感じはあった。このメンバー相手に頑張ってくれて、復調の兆しは感じられた」
赤岡修次騎手(
グラインドアウト=3着)「左回りの方が手前を替えやすかった。ただ、コーナーでは手前を替えてくれるけど、向正面では替えづらいところがあった。まだ体もでき上がっていないし、そのあたりが改善すれば、もっと良くなると思う」
西啓太騎手(
シンメルーブス=4着)「頑張ってくれたし、距離もこなせますね。成長を感じました」
森泰斗騎手(
プリンセスアリー=5着)「牝馬クラシックを3戦使ってきた疲れがあったのかな。距離は問題なかったです」
戸崎圭太騎手(
イゾラフェリーチェ=8着)「道中の感じは良かったが、向こう正面で手応えが怪しくなった。ダートで勝っているが、
パワーというよりは、芝の方がいいですね」
石川裕紀人騎手(
クリスマスパレード=9着)「馬の状態は良かったけど、返し馬から砂が合わないかなと感じました。取りたいポジションを取れて、理想の競馬はできたけど、道中の進みが悪かったです」
スポーツ報知