19年の函館ス
プリントSを制した
カイザーメランジェ(牡9、美浦・
矢嶋大樹厩舎)が、13日付で
JRAの競走馬登録を抹消された。今後は
地方競馬に移籍する予定。同日、
JRAがホームページで発表した。
カイザーメランジェは父
サクラオリオン、
母サクラジュレップ、母の
父サクラプレジデントの血統。
17年10月に新潟競馬場で初陣。デビューイヤーはダートで5戦するも、全て掲示板外と厳しい戦いを強いられる。迎えた翌年、始動戦に選んだ笠松の地方交流戦で初勝利を収めると、その後は芝に戦いの舞台を移す。転向2戦目の
黄梅賞を制すと、
ファルコンS、ニュージーランドTと重賞を連戦。その後は芝短距離路線でコンスタントに勝ち星を挙げ、19年の
サンライズSでOP入りを果たすと、約1年ぶりの重賞挑戦となった同年の函館ス
プリントSで初タイトルを手にした。
その後は約4年間にわたり勝ち星から遠ざかったが、23年10月のルミエールADで13番人気の低評価を覆す激走を見せる。次戦のカペラSで5年ぶりのダート挑戦するなど精力的に出走を続け、今月9日に行われた函館ス
プリントSが
JRAでのラストラン。名脇役として長きにわたってス
プリント路線を盛り上げた。通算成績は55戦6勝(うち重賞1勝)。
(
JRAのホームページより)