中央競馬の上半期を締めくくるサマー
グランプリ「第65回
宝塚記念」(芝2200メートル)が23日に行われる。
06年以来、18年ぶりに京都で開催。フルゲートを割り込む登録13頭と頭数的にはいささか寂しい。13頭立てなら21年以来、3年ぶり。21年は1番人気
クロノジェネシスが連覇を成し遂げた。前回、京都開催の06年も13頭立て。
ディープインパクトが1番人気に応え、2着に10番人気
ナリタセンチュリー、3着が9番人気
バランスオブゲームで典型的なヒモ荒れだった。
今年の1番人気は
ドウデュースか、
ジャスティンパレスか。ファン投票1位の支持を受ける
ドウデュースは昨年
有馬記念制覇の勢いで今年初戦の
ドバイターフに臨んだが内枠があだとなり、何もさせてもらえなかった印象。京都は未経験だが芝2200メートルは昨年、阪神開催だった
京都記念の圧勝劇が強烈。追い比べなら譲らない。調整過程も極めて順調。
武豊が騎乗した1週前追い切りで超抜の動きを見せ、馬自身が不完全燃焼だった前走の雪辱に燃えている。84年の
グレード制導入後、前年の
有馬記念の覇者が勝てば96年
マヤノトップガン、99年
グラスワンダー、12年
オルフェーヴル、13年
ゴールドシップ、21年
クロノジェネシス、23年
イクイノックスに続き、7頭目となる。
一方の
ジャスティンパレスは昨年の
天皇賞・春を制したように長丁場向きのスタミナがあり、中距離でも昨年の
宝塚記念3着、
天皇賞・秋では1分55秒6の時計で
イクイノックスの2着。瞬発力勝負でも引けは取らない。
有馬記念(4着)は
ドウデュースに先着を許したが逆転が視界に入る。コンビ実績4戦4勝のルメールの手綱が心強い。
2頭に続く存在は前走
大阪杯が強かった
ベラジオオペラ。古馬になって、ひと皮むけた感がある。未知の魅力なら
日経賞、
目黒記念と重賞連勝の勢いに乗る
シュトルーヴェだ。鞍上に19年
リスグラシューで
宝塚記念を制したレーンを起用し、上位人気に切り込む。
スポニチ