デビュー6年目の
菅原明良騎手が、
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)の
ブローザホーン(牡5、栗東・
吉岡辰弥厩舎)でGI初制覇を狙う。
菅原明良騎手は19年にデビュー。ここまで
JRAで通算303勝。21年以降は3年連続で70勝以上をキープしている。また、
JRA重賞は4年連続で制しており、通算9勝を挙げている。ただ、GIは22戦して未勝利で、今年の
天皇賞(春)の
ブローザホーンの2着が最高着順。22年の
NHKマイルCの
カワキタレブリー、昨年の
ホープフルSの
サンライズジパング、今年の
大阪杯の
ルージュエヴァイユがいずれも3着と、伏兵で何度も上位争いしているが、惜しくも栄冠には手が届いていない。
宝塚記念のパートナーは
ブローザホーンだ。
菅原明良騎手は昨秋からコンビを結成。
京都大賞典は競走中止となったが、続く
日経新春杯で重賞初制覇に導いた。その後も
阪神大賞典が3着、
天皇賞(春)が2着と、人馬一体の走りで好勝負を続けている。今回は同期の
ドウデュースや
ジャスティンパレスとの初対決。実績では幾らか見劣るものの、目下の充実ぶりなら好勝負になっていい。
菅原明良騎手はこれまでの
JRA重賞9勝のうち、5番人気以下で6勝を挙げている「穴男」だ。ここは伏兵評価が予想されるが、いい意味で期待を裏切り、人馬揃ってのGI初制覇といきたい。