スマートフォン版へ

【宝塚記念】大阪杯惜敗2着も非凡なスタミナを証明 イクイノックス世代の“遅れてきた大器”

スポーツ報知
  • 2024年06月18日(火) 07時00分
◆第65回宝塚記念・G1(6月23日、京都競馬場・芝2200メートル)

 宝塚記念の「考察・前哨戦編」は大阪杯2着馬をピックアップした。

 「プロローグ」では4歳世代の意地に期待。ベラジオオペラにスポットライトを当てスタートしたが、前走の大阪杯で同等の能力を示したのがローシャムパークだ。世界ランク1位に輝いたイクイノックス(引退)を筆頭に強い5歳世代。クラシック3冠には参戦できなかったが、“遅れてきた大器”の気配が漂う。

 大阪杯では、発馬こそ決めたが二の脚で置かれ気味になり、後方13番手で1コーナーへ。だが、逃げ馬不在でスローペースを見越した戸崎は、向こう正面に入るとまくり気味に進出を開始。残り1000メートル付近では勝ったベラジオオペラの外、3番手を確保。直線でも激しい叩き合いに持ち込み首差の惜敗だった。

 前半1000メートルが60秒2のスローペースで、早めに動いた戸崎の好判断が光ったレースだが、それも馬の能力があってこそ。後半1000メートル58秒0の“激流”を制したベラジオオペラは当然、早めに動く“ロス”がありながら接戦に持ち込んだローシャムパークも、長い脚を持続できるスタミナを証明した一戦だ。

 さらに今回は舞台設定が好転する。大阪杯が行われた阪神2000メートルは、スタートから1コーナーまでの距離が325メートルだったのに対し、今回の京都2200メートルは397メートル。同様に1コーナーまでの距離が432メートルの中山2200メートルのオールカマーでは、ルメール(今回は戸崎)が序盤から促し好位5番手をキープ。22年の宝塚記念などG1・3勝をマークしたタイトルホルダーに勝利した。大阪杯同様に逃げ馬不在、スローペースが予想される春のグランプリ。好位から運べれば―。1コーナーまでの「72メートル延長」がローシャムパークの味方になる。(戸田 和彦)

スポーツ報知

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す