京都競馬場で6月22日(日)に行われる
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。今年も好メンバーが集まった“春の
グランプリ”で、
ソールオリエンス(牡4、美浦・
手塚貴久厩舎)がひさびさの白星を狙う。
同馬は父
キタサンブラック、
母スキア、母の
父Motivatorの血統。20年富士S覇者で、21年・22年の
ドバイターフ(首G1)でも好走した
ヴァンドギャルドが半兄にあたる。
22年11月に東京競馬場でデビュー勝ち。年明け1月の
京成杯で早くも重賞初制覇を飾り、続く
皐月賞では4角17番手から豪快に差し切って初タイトルを手にした。その後も、
日本ダービー2着、
セントライト記念2着、
菊花賞3着と善戦。暮れの
有馬記念は8着で、3歳シーズンを終えた。今年は
中山記念から始動して4着に入り、続く
大阪杯は7着。今回は1ハロンの距離延長と京都替わりできっかけをつかみ、復活Vを目指す一戦となる。通算成績は9戦3勝(うち重賞1勝)。
これまで二桁着順こそ無いものの、昨年の
皐月賞以降は歯がゆい競馬が続いている。前走の
大阪杯も3コーナー手前から早めに進出したが、直線は4番手から伸びきれず後退。ただ、坂上でもしぶとく食い下がっていた。早めの競馬を経験したことと、ひと息入れたことが刺激になれば、前走以上があっていい。
キタサンブラック産駒の勝利となれば、昨年の
イクイノックスに次いで2年連続。父は
宝塚記念で16年3着、17年9着と涙を呑んだが、
ソールオリエンスも戴冠なるか。