スマートフォン版へ

【JRA短期免許騎手の初騎乗30年】「パイオニア」はニュージーランドの女性ジョッキー

  • 2024年06月25日(火) 17時30分
 JRAの短期免許第1号となったL.クロップ騎手が、94年6月25日にJRAで初騎乗してから、きょうでちょうど30年となる。これまでに述べ70人以上の名手が海の向こうから来日し、日本の競馬を盛り上げてきた。そんな短期免許を取得したジョッキーたちの軌跡とは。L.クロップ騎手は「パイオニア」として、その歴史の第一歩を刻んだ。

 94年の1月、騎手免許制度が一部改正され、外国で騎手免許を受けている者のための臨時試験制度を整備し、短期免許を交付できるようになった。これを利用して最初に来日したのがニュージーランドの女性ジョッキー、当時23歳のクロップ騎手だった。中京競馬場で騎乗を開始し、当初は厳しいレースが続いたものの、4週目に小倉競馬場で初勝利を挙げると軌道に乗った。夏の小倉では9勝を挙げて「小倉ターフ賞・特別賞」を受賞。94年7月31日から9月4日にかけて女性騎手最多の6週連続勝利も記録するなど、夏競馬で存在感を示した。

 クロップ騎手は翌95年にも来日して7勝を挙げた。2年間で189戦して特別3勝を含む16勝をマーク。重賞にも5回騎乗し、95年の朝日チャレンジCでは10番人気のタマモハイウェイで5着に健闘した。後に母国で数多くのG1を制した名手。それだけに96年以降、一度も日本で騎乗する機会がなかったことは惜しまれる。

 その後、O.ペリエ騎手やR.ムーア騎手など、そうそうたる名手が短期免許で来日したが、その第一歩を記したのがニュージーランド出身の女性ジョッキーだったことは心に刻んでおきたい。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す