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【宝塚記念】ベラジオオペラ万全態勢 坂路で馬なり4F54秒3 上村師「状態はグンと上がってきてる」

スポニチ
  • 2024年06月20日(木) 05時29分
 サマーグランプリ「第65回宝塚記念」の最終追い切りが東西トレセンで行われ、大阪杯を制した4歳馬ベラジオオペラは上村師を背に坂路を軽快なフットワークで駆け上がった。ハイレベルな先輩G1ホースと戦うべく、渾身(こんしん)の仕上げで臨む。美浦では大阪杯2着から逆転を狙うローシャムパークがWコース併せ馬でリズム良く先着。好調厩舎の勢いを乗せて、3年連続の関東馬Vに燃える。

 開門直後の坂路。一番乗りしたのはベラジオオペラだった。朝一番を選択したのは暑さ対策。上村師は「(昨年の)神戸新聞杯を回避したぐらいなので、レースが近づくに連れて、なるべく早い時間に乗るようにしている」と説明した。

 G1初制覇を飾った大阪杯に続き、中間も追い切りは全て上村師自ら騎乗。最終追いは馬なりのままサッと駆け上がり、4F54秒3〜1F12秒5をマークした。指揮官は「1週前にしっかりやったんで、坂路で気分良く走らせることを重点に調整。順調に来ていると思う」。CWコースの1週前追いで叩き出したラスト1F10秒8は、ドウデュースと同じ最速タイだった。「納得のいく調教だったし非常にいい仕上がりだと思った」と感触を口にする。

 前走の大阪杯は積極的にポジションを取りに行き、2番手追走。直線で抜け出して押し切った。「当日の天候やレース傾向を見極め、ジョッキー(横山和)と相談。操縦性が高いのでどこからでも競馬はできるからね」と回顧。それでも満足のいく状態ではなかった。「正直パドックで見て馬体的にちょっとトモのあたりが寂しいかなと感じていた。今回は牧場から帰ってきてその辺のボリュームが増している。状態は大阪杯よりグンと上がってきていると思う」と太鼓判を押す。

 22年千葉サラブレッドセールで上村師が見つけた原石。「奥のありそうな雰囲気があった。調教していく中で結果も出してクラシックまで連れて行ってくれた。自分で選んで、ここまで来てくれて喜びもひとしお」とかみしめる。「古馬になってからだと思っていたし、これからの馬。メンバーはグンと上がるので、どこまでやれるかですけど不安より楽しみの方が大きい」。勢いに乗り、史上初となる大阪杯宝塚記念のG1同一年制覇を狙う。

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