京都競馬場で6月23日(日)に行われる
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。今週末に迫った“上半期の
グランプリ”において、牡馬と牝馬はどちらが優勢なのか。過去の結果を振り返ってみたい。
結論から言えば、かつては圧倒的に牡馬優勢だったが、近年は牝馬の活躍が著しい。勝ち馬全64頭の割合は以下の通り。
牡馬:58頭【90.6%】
牝馬:6頭【9.4%】
セン馬:0頭【0.0%】
1966年に
エイトクラウンが初めて制して以降、牝馬の優勝は長い間無く、05年に
スイープトウショウが勝利するまで39年の月日を要した。だが近年は、16年
マリアライト、19年
リスグラシュー、20年・21年
クロノジェネシスと増えてきている。
この傾向は3着以内に入った馬に広げても同様だ。94年〜14年の20年間では、牡馬・セン馬が53頭、牝馬が7頭だったのに対して、近10年では牡馬19頭、牝馬11頭まで割合が増加している。しばしば牡牝の差は無くなったとも、牝馬優勢とも言われているが、
宝塚記念でもその流れは同様のようだ。
なお、セン馬の戴冠例は無く、3着以内に入った馬も全64回で3頭のみだった。