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国内平地重賞最多23勝!金沢の名馬さらなる高みへ

スポニチ
  • 2024年06月21日(金) 05時00分
 【地方からの風】もし「金沢の名馬は何」と聞かれたら、過去のどの馬を挙げるだろうか。

 ファンによっていろいろな反応がありそうだが、加藤和義師が管理するハクサンアマゾネス(牝7、父シルポート)は、そんな質問を愚問にしてくれそうだ。昨年12月27日に地元で行われた重賞・移転50周年記念金沢ファンセレクトCを勝ち、国内平地重賞最多勝記録を更新(21V)すると、今年も地元金沢を中心に活躍。重賞2Vを含む3戦3勝で、自らが持つ重賞最多勝記録は23Vに。20年4月の金沢デビューから、4歳冬期の船橋移籍時を含めて通算成績は【28・5・2・4】。ここまでの好成績に加藤義師は「なぜか分からんけど強くなっている。下手すると今も進化しているんじゃないかと思うぐらいの強さを感じている」と7歳になっても強くなる愛馬に驚きを隠せない。

 陣営は次走に昨年勝った兵庫サマークイーン賞(7月12日、園田)を予定。昨年10月の兵庫クイーンCで対戦し2着に破った昨年の兵庫ダービー馬スマイルミーシャ(牝4)との再戦を熱望している。相手にリベンジのチャンスを与えて再び負かすつもりだ。一戦一戦が大事と語る指揮官だが園田の結果次第ではグランダムジャパン秋シーズンも視野に入る。重賞に出走するたびに自らの記録更新が懸かる同馬だが、順調ならばんえい競馬オレノココロが持つ重賞最多記録25勝も上回り、後世に語り継がれる金沢の名馬となるだろう。まずは来月の園田重賞を楽しみにしたい。

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