「
宝塚記念・G1」(23日、京都)
豪州の名手から目が離せない。
ダミアン・レーン騎手(30)が1週間限定の来日。上半期を締めくくるドリームレースに照準を合わせて参戦する。コンビを組むのは
日経賞、
目黒記念を含み目下3連勝中の
シュトルーヴェ。19年
リスグラシューでV、22年
ヒシイグアスで2着と好相性を誇る春の
グランプリで2度目の制覇をもくろむ。20日は枠順が確定し、
シュトルーヴェは1枠1番からVを目指す。
この
ピンポイント来日は侮れない。豪州の名手レーンが約1年ぶりに短期免許で参戦する。申請期間は22〜28日。1週間で存在感を示すつもりだ。
1週間単位での短期免許交付はなく、最低でも期間は30日。つまり、今年使える免許期間60日のうち、30日分をこの1週間で使うのだから本気度は推して知るべしだろう。レーンは「今は
メルボルンでリーディング争いをしている最中。今はトップだけど、シーズンが終わる7月末までリーディングの座を守れるように、今回は短い間だけの参戦になります。
宝塚記念と
帝王賞(26日・大井)の2つのG1を
ターゲットにしました」と来日理由を明かした。
宝塚記念には目下3連勝中の上がり馬
シュトルーヴェで臨む。19日の美浦坂路で4F54秒8-39秒7-12秒6をマーク。初コンタクトに「動きも良く、いい調教ができました。仕上がりは順調と感じました」と納得の表情を浮かべる。
自身が挙げたJRA・G1、5勝のうち、初騎乗馬で4勝。「レースで初めて乗る場合もあるが、その時でもVTRを見たりして研究するようにしています」とテン乗りの秘訣(ひけつ)を明かす。その上で、今回のパートナーには「しまいの脚をゴールまでしっかりと見せてくれる馬。素直で一生懸命に走ってくれる」と好印象を抱いている。
セラフィックコールで臨む
帝王賞も控えているが、まずは19年
リスグラシュー以来となる春の
グランプリVに照準を定めた。
提供:デイリースポーツ