屈指の血統馬が待望のお披露目だ。日曜京都4Rの3歳未勝利(芝1600m)で、
サダムオプシス(牡3、栗東・
平田修厩舎)が
永島まなみ騎手を背にデビューする。
サダムオプシスは父
ルーラーシップ、
母カレンオプシス、母の
父サムライハートという血統。父母、母父母が
エアグルーヴなので「2×3」の強力なクロスを持つ。同馬は言わずと知れた90年代の女帝。
オークスや
天皇賞(秋)を制して、97年には
年度代表馬に選出された。
さらに祖母は
ピラミマ。したがって、現役時代にGI・2勝を挙げ、種牡馬として大活躍している
スワーヴリチャードの甥にあたる。ほかにも近親には、23年
マリーンC3着の
ナンヨーアイボリー、14年
きさらぎ賞2着で種牡馬にもなった
バンドワゴンなどがいる。
先週は併せ馬を消化して未勝利馬2頭にきっちり先着。今週は坂路で息を整えている。タイムは目立たないが、初陣に向けて順調に調整を続けているようだ。鞍上は先週の
マーメイドSで重賞初制覇を飾った
永島まなみ騎手。デビューは少々遅くなったが、鞍上の勢いも味方にデビュー勝ちといきたい。