京都11Rの第65回
宝塚記念(3歳以上GI・芝2200m)は3番人気
ブローザホーン(
菅原明良騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分12秒0(重)。2馬身差の2着に7番人気
ソールオリエンス、さらにクビ差の3着に5番人気
ベラジオオペラが入った。
ブローザホーンは栗東・
吉岡辰弥厩舎の5歳牡馬で、父
エピファネイア、
母オートクレール(母の
父デュランダル)。通算成績は21戦7勝。
レース後のコメント
1着
ブローザホーン(
菅原明良騎手)
「物凄く嬉しいです。この馬に乗せ続けてくれたオーナー、関係者に感謝の気持ちで一杯です。位置取りはゲートを出て、馬と相談しようと考えていましたが、思ったより後ろになったなとは思っていました。
重馬場を苦にしないタイプなのでいつもと変わらず走ってくれましたし、向正面で
ローシャムパークが上がって行くのが見えて、一緒に少し上がって行っていい所で競馬が出来たと思います。4コーナーを回って来るときも持てるくらい余裕があって追ったら伸びる、という自信がありました。
直線に向くにつれて動かして行って、かわしてくれればと思って追っていました。強かったです。馬に感謝しかありません。今年中にGIを勝ちたいという気持ちが強かったですし、勝ててホッとしています。
(デビュー6年目でのGI初勝利について)ここまではあっという間でした。まだまだ学ばなければいけない事は本当に多いですし、この馬と一緒に成長していければと思います」
2着
ソールオリエンス(
横山武史騎手)
「馬場の適性は
皐月賞でも証明していました。その点はプラスです。それ以上に返し馬の
バランスが良かったです。いつも以上に大きく変わったと感じました。これだけ
バランスが良くなっていれば、次も楽しみです。元々古馬になってからと思っていたので、まだまだやれる馬です」
3着
ベラジオオペラ(
横山和生騎手)
「勝ちにいった分ですね。今までいろんな形の競馬をしてきましたので、この馬のペース以上の動きをしてきた馬を行かせて運びました。
ローシャムパークに動かされた分最後にしんどくなりましたが良く頑張って走ってくれたと思います」
4着
プラダリア(
池添謙一騎手)
「返し馬の雰囲気は良かったです。京都は好きなのかもしれませんね。ゲートの中で担当者がいなくなるとガタガタしていて、その分、好スタートではなかったですが、位置を取りたかったので出していきました。道中は良い形で、馬場の良いところを選んで走って、手応えも良かったです。直線も踏ん張ろうとしていて、交わされてからも差し返そうとしていました。GIまであともう少しなので、また秋に頑張っていきたいです」
5着
ローシャムパーク(
戸崎圭太騎手)
「ペースは遅くなるかなと思っていたので、自分も前で運ぶことを考えていました。スタートしてスピードの乗りが良くなく後ろの形になりました。ただこの馬のペースではないと思い途中で動いていきました。もう少し
リラックスして走ることができたらもう少し我慢できたと思います。頑張ってくれています」
6着
ドウデュース(
武豊騎手)
「残念でした。いつもの競馬はできていました。4コーナーで外を回りすぎると思い、切り替えて、内を選択しました。少し行きたがっていましたが、問題ない程度でした。状態も良かったし、結果は馬場のせいにはしたくないですね。巻き返したいです」
7着
ディープボンド(
幸英明騎手)
「もう少し前で競馬をするつもりでしたが、思ったより進んで行かず、ポジションが自分が考えていたより後ろになりました。その点が申し訳なかったです。もう少し前で競馬ができたらまた違ったのかなと思います」
9着
ヤマニンサンパ(
団野大成騎手)
「具合が良かったですが今回は
チャレンジャーの立場ですからね。相手が相手ですから。このメンバーの中に入っても恥ずかしくない競馬はできました。力のあるところは見せてくれました。これから順調にいけばオープンGIIIとやれる馬です」
10着
ジャスティンパレス(
C.ルメール騎手)
「いいレースでした。スムーズに4コーナーまで手応え良く運べました。ただ直線は進んでいきませんでした。
ディープインパクトの子供ですから重馬場は難しいです。休み明けということもあったのか最後は疲れてしまいました」
ラジオNIKKEI