最後までエンジンがかかるシーンはなかった。1番人気
ドウデュースは6着。昨年
イクイノックスに続く史上9頭目の秋春
グランプリ連覇はならなかった。
道中は終始、後方を追走。勝負どころの3コーナーで最後方まで位置を下げる苦しい立ち回りとなった。直線、馬場の傷みが少ない外に出せず、内から追い上げを試みたが上位陣とは4角の位置取りが明暗を分けた形。
武豊は「4角で外に行くと外過ぎると思ったので内に切り替えた。(道中は)少し行きたがったけど、いつもぐらい。折り合いは問題なかったけど反応が悪く、最後は伸びなかった。状態は良かっただけに残念」と肩を落とした。
今季初戦
ドバイターフ5着からの帰国初戦。体重は508キロと昨年暮れの
有馬記念との比較では2キロ増と仕上がりは万全だった。友道師は「ドバイの時より馬っ気を出すこともなく、落ち着きがあった」と自信を持って送り出したが「内枠で自分の競馬をさせてもらえなかった。最後も内を突かざるを得なかったし(敗因は)馬場というより、外めの枠で自分の競馬ができていれば」と唇をかんだ。
凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン)に登録済み。今後については「様子を見てからだが夏休みになると思う」と明言を避けた。まずは英気を養い、秋に備える。
スポニチ