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【宝塚記念】ブローザホーンG1初制覇!雨と馬場全て味方に突き抜けた 菅原明良&吉岡師もG1初Vで歓喜の三重奏

デイリースポーツ
  • 2024年06月24日(月) 06時00分
 「宝塚記念・G1」(23日、京都)

 18年ぶりに淀を舞台に行われた上半期を締めくくるドリームレースを制したのは、ファン投票24位ながら3番人気に推されたブローザホーン。荒れた馬場を味方に、2度目のG1挑戦でビッグタイトルを奪取した。鞍上の菅原明良騎手(23)=美浦・高木、管理する吉岡辰弥調教師(48)=栗東=ともにG1初勝利。エピファネイア産駒は今年のJRA・G1でトップの4勝となった。2着に7番人気のソールオリエンス、3着に5番人気のベラジオオペラが入り、1番人気のドウデュースは6着に敗れた。

 この馬のために用意されていたかのような、レース開始とともに降り出した“恵みの雨”、そして“荒れた馬場”-。全てを味方につけたブローザホーンは小柄な馬体を弾ませ、圧巻の豪脚で大外を一気に突き抜けた。

 道中は後方3番手を追走。「思ったよりも後ろでしたが、重馬場を苦にしない馬。いつもと変わらない走りでした」とコンビを組んで6戦目となる菅原明は冷静だった。あふれんばかりの手応えをグッとこらえ、3コーナーから徐々に進出。「ローシャムパークが上がっていったのを見て、いい位置で競馬ができました。4コーナーを回っても持っていられるくらい余裕があって、追ったら伸びる自信がありました」。絶対的な信頼を背中から感じ取り、上がり最速タイの末脚で他馬を圧倒した。

 レース後、スタンドからは鳴りやまぬ5万人超の“あきらコール”。殊勲の鞍上は力強く両手を掲げ、満面の笑みで応えた。デビュー6年目、G1挑戦23度目にしてつかんだ初のビッグタイトル。「6年間はあっという間でしたね。G1で一番記憶に残っているレースは、22年にカワキタレブリーと挑んだNHKマイルC(3着)。初めてG1での勝ちが見えたレースでした」とこれまでの道のりを振り返り、「まだまだ学んでいかなければならないことは多い。この子と一緒に成長していけたら」と自らに言い聞かせるように、さらなる進化を誓った。

 開業5年目の吉岡厩舎にとってもうれしいG1初制覇。「まだ信じられないですね。私は地元が京都ですが、普段は阪神で行われる宝塚記念が今年だけ京都で開催されて、勝つことができてすごくうれしい。以前いた中野厩舎からこういう大切な馬を(阪神大賞典前から)引き継がせてもらって本当に光栄です」と、改めて感謝の気持ちを口にした。

 年内は国内に専念し、秋の古馬王道路線を見据える予定。無尽蔵のスタミナを武器に躍動するブローザホーンの快進撃から、今後もますます目が離せない。

提供:デイリースポーツ

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