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宝塚記念・G1」(23日、京都)
18年ぶりに淀を舞台に行われた上半期を締めくくるドリームレースを制したのは、ファン投票24位ながら3番人気に推された
ブローザホーン。荒れた馬場を味方に、2度目のG1挑戦で
ビッグタイトルを奪取した。2着に7番人気の
ソールオリエンス、3着に5番人気の
ベラジオオペラが入り、1番人気の
ドウデュースは6着に敗れた。
厳しい結果に終わった。単勝2・3倍の1番人気に支持されたファン投票1位の
ドウデュースは、伸びを欠いて6着に敗れた。向正面では最後方という苦しい位置取りに。最後は内を狙ったものの、
有馬記念で見られた豪快なパフォーマンスは影を潜めた。
武豊は「いつものこの馬の競馬でしたが…。4角で外に行くと外過ぎるから内へ切り替えたが、反応がちょっと悪かったですね。具合は良さそうだっただけに残念」と肩を落とした。
内枠から徐々に外へ出して行こうとしたが、やや行きたがり、抑えてためた分だけ位置が悪くなった。結果、荒れた馬場を通ることになり、4角も内へ行くしかない形に。友道師は「枠が内で自分のレースをさせてもらえなかった感じ。枠の差が出たと思います。ドバイの時よりも馬の雰囲気は良かったのですが…」と敗因を内枠へ求めた。
消化不良に終わった
ドバイターフ5着からの巻き返しはならなかった。「特に何が敗因というわけではないし、道悪の影響にはしたくない」と
武豊。この馬の強さは鞍上が一番分かっている。まだ、反撃のチャンスはいくらでも残されている。
提供:デイリースポーツ