大井競馬場で6月26日(水)に行われる
帝王賞(4歳上・JpnI・ダ2000m)。上半期のダート王者を決する一戦で、
メイショウハリオ(牡7、栗東・
岡田稲男厩舎)が3連覇を狙う。
同馬は
父パイロ、
母メイショウオウヒ、母の
父マンハッタンカフェの血統。半弟に今年の
天皇賞(春)を制した
テーオーロイヤルがいる。
20年4月のデビューからダート中距離を中心に使われ、21年5月の
薫風Sを制してOP入り。昇級3戦目の
みやこSでは4角9番手から鋭く差し切り、待望の初タイトルを獲得した。22年は
マーチSで重賞2勝目を飾ると、続く
平安S3着から
帝王賞へ挑み、5番人気で単勝19.2倍の伏兵評価を覆してJpnIタイトルを獲得。暮れの
東京大賞典でも3着に入った。
昨年はさらなる充実を見せた一年に。
フェブラリーSはスタートで躓いて大きく離れた最後方からとなったが、それでも3着まで追い込む。続く
かしわ記念では、小回りコースを克服して2つ目のJpnIタイトルをゲット。
帝王賞では2分1秒9の近10年最速のタイムで優勝し、同レース史上初の連覇を達成した。今年はサウジCを出走取消して以来の実戦となる。通算成績は24戦9勝(うち重賞5勝)。
日本のJpnI/GIレース(
グレード制導入前は含まず)において、同一重賞3連覇を飾ったのは、
ブルーコンコルドの
南部杯、
アドマイヤドンと
ヴァーミリアンの
JBCクラシック、
川崎記念の
ホッコータルマエ、
オメガパフュームの
東京大賞典の5例。
メイショウハリオが勝てば、史上6頭目の快挙となる。
大井2000mでは掲示板を外しておらず、2勝、3着1回ともっとも相性の良いコース。得意舞台でひさびさの快走見せるか。