JRAは24日、大阪市のアクア堂島NBF
タワーで関西定例会見を開いた。
記者クラブから調整ルームでの騎手のスマホ使用と再発防止策に関する質問があり、審判担当の菊田淳理事が回答した。
5月24日から26日にかけて美浦トレセンおよび東京競馬場の調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、使用していたことが判明した
水沼元輝(21=美浦・加藤和)について「このような事案が発生し、申し訳ございません」と謝罪。「近々、裁定委員会を開き、弁明の機会を与えた上で処分を決定し、7月中旬に発表する予定です」と語った。
昨年、同様の事案で若手騎手6人が30日間の騎乗停止を科された。「次はこんなのじゃ済まないですよ、という話をしました」と当時を振り返った上で今回は「そんなに軽い制裁にはなりません」と語気を強めた。
今後に向けて「金属探知機を使うなど、いろいろやり方はあるけど騎手クラブと相談しながら、やってきた経緯があるし、遵法精神を持ってもらうことが一番」と公正確保への意識の徹底を促した。
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