JRA関西定例記者会見が24日、大阪市内で開かれ、調整ルームの通信機器の持ち込みや、落馬事故などについて説明された。
東京競馬場の調整ルームに入室の際、ケースのみを預ける悪質な偽装工作を行い、通信機器を持ち込み使用した
水沼元輝について、審判担当の菊田理事は「責任を感じております。裏切られた気持ち。30日という裁決委員の権限範囲内の制裁ではすまない。近々に裁定委員会を行い、7月の中旬ぐらいに発表させていただきますが、はっきり言って軽い制裁ではないと思っています」と語気を強めた。
落馬事故への対策について、競走担当の佐野理事は「エアバッグ式の保護ベストを導入してはどうかと話がありますが試験導入には至っていません。見守っていきたい」と説明。また、気温の高い時間の競馬を休止し、暑熱対策として競走時間帯の拡大を実施する今夏の2回新潟競馬は、下見所の周回時間を10分から5分程度に短縮。装鞍所集合時刻も発走50分前から40分前に繰り下げ、人馬が屋外にいる時間の短縮を図る。総合企画担当の植木理事は「効果、課題を検証し、来年度以降につなげたい」とした。
提供:デイリースポーツ